私がMillefioreのメンバーと付き合っているという噂は校内でじわじわと広まりつつあった。
友達からは心配され、一部の女の子からは嫉妬めいた眼差しを向けられて。
これを踏んだり蹴ったりというのだろうか。

今日もようやく、という感じで迎えた放課後。
溜息をつきつき学校を出ようとした時、誰かの手がぽんと肩を叩いた。



「はい?」



振り向いた後の記憶は飛んでいる。見知らぬビルの一室で目を覚ました、今に至るまで。

















\ YOU'VE GOT MAIL /

[ date ] 06/09/18:00
[ from ] レオナルド・リッピ
[ Sub. ] (六∀・)Ψ
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大変お世話になりました。

GOOD.JPG
LUCK.JPG
---END---

















「一体何がどうなってる…!」


幹部以上のメンバーしか閲覧を許されない、Millefioreの機密情報サイト。
完璧なはずのセキュリティに不正介入があった旨を伝える緊急自動通知と同時に送られてきたふざけたメールを確認し、歯噛みする。

添付された二枚の写真。一枚目に写るのは何者かの手がまさにその機密サイトの厳重なロックを解除していく様。そしてもう一枚に写るのは、――味方であるはずのMillefiore幹部がただならぬ形相で、意識を失っているらしい一人の少女を我らがアジトに運び込む様。

管理システムにログインして非常用ロックをかけるか、何らかの目的で拉致されている彼女を救出しに向かうか。重要機密を盗まれるまでの時間で俺に許される行動は恐らく二つに一つ。仲間に連絡を取ろうにも、この状況、組織の中の誰が裏切り者で誰がそうでないかが判断できない。

結局してやられた――。
それなりに大きな舌打ちの音を残し、俺の足は強くアスファルトを蹴った。







\EMERGENCY FOURTH MISSION!/


いよいよリッピの計画も最終段階。
当初から目的としていたミルフィオーレの機密を手に入れ行方をくらます気満々の彼により、男の子たちは二択を迫られます。
何も知らない女の子を拉致しアジトに連れ去ったのは、リッピが流した偽の情報に踊らされ彼女に、またはその恋人(ということになっている)男の子に敵意を抱くミルフィオーレのメンバーたち。「hideout」掲示板にそれぞれのペア専用の新規スレッドが立っておりますので、そちらにレスをつける形で活動を開始してください。

<記事1>NPC:女の子を苛める
<記事2>女子:なす術もなく苛められる
<記事3>男子:現場突入・女の子を救出
<記事4>NPC:撤退

サードミッション同様、以上の流れが固定となっております。
5記事目以降は通常通りの流れで会話をお進めください。お話は期間いっぱい続けていただいて大丈夫です。
なお、NPCに対しては確定ロールを使用していただいて構いません。

イベント期間は6月8日から21日までの2週間。
男の子がヒーローになれる唯一のイベント。ここで男を上げねば一巻の終わり!ぐらいの心意気でがっつりかっこつけていきましょう!