薔薇が紡ぐ忠誠心が、たったひとり(レオナルド・リッピ)に崩されていく…
前提万里の反抗期少女(リアルヤンキー)は依然として前人未踏(アンタッチャブル)!


 ゆずはら こずえ
柚原 梢
志麻子さんがあたしの一番だし、志麻子さんがあたしの全部だけど!……ま、まあ、片隅に居ても、…いーよ。
 GRADE  // 1年      SEX  // ♀      BIRTHDAY  // 8月29日
 HIGH  // 156cm      BLOOD  // B型      LOVE  // レオナルド・リッピ
 LIKE  // 志麻子さん!!じゃがりこ、カルピス!……あと、れおなるどりっぴ。
 DISLIKE  // 学校とか先生とか、…算数とか…漢字とか…ば、馬鹿にしてくる奴とかぁ!

CHARACTER

小学校で算数に躓いてから幕開けた柚原の反抗期は数年経った今でも衰えを見せず、優等生とは程遠い道を歩み始めて以来、現在はMillefiore程の勢力こそ誇らぬものの校内でも余り素行の良くないと言われがちな、全員が女子で構成された不良グループに属している。その中でも実力は決して低くはなく、身軽さを活かした集団乱闘戦では随一の機動性を誇るが、反面、タイマンには弱く、拳の威力も一般女子よりマシな程度。その為、リーダー(志麻子さん)に近しい、所謂四天王的なポジションにいる中では、「柚原がやられるのは想定内」「あいつはこの中じゃ一番の打たれ弱さ」「負け方がこれがまた結構笑える(笑)」と言われたい放題にあしらわれるという、流石に疑えないレベルで下っ端臭が漂っている事が日々の悩み。それからもにじみ出る様に、一見、素行が悪く取っ付き辛い印象を与える柚原も、一歩仲を深めれば見えてくるのは第一印象とは随分と掛け離れたものばかりだろうか。忠犬ハチ公も真っ青な志麻子への忠誠心は元より、強がって見せる為にもと攻撃的になる口調は、しかし相手の一挙一動に翻弄されて容易にくるくると感情を巡らせる単純明快な表情にその威力を削がれるし、勉強をしてこなかった罰か語録の少ない悪口は二、三回口を開けば突破されてしまうような低次元なものしか出てこない。毎度他校との喧嘩を率先してふっかけてはけちょんけちょんにやられ、「…し、志麻子さんが黙ってないんだからな!頭洗って待ってろよ!!」と、間違った捨て台詞を残し逃走する姿は、残念なほどに小物っぽさを感じさせる。また、志麻子崇拝から来る恋愛感情の発達の疎さは現在進行形でリッピへの片思いにも多大なる悪影響を与えており、素直になれずに反射的に手を出してしまっては後悔する、負のスパイラルである。